自然の中に、目には見えないが存在するものを感じ、畏敬の念をもって祈りを捧げる。その長い歴史が積み重なっている聖地。 クバやクロツグなどの樹木が生える森に、石の香炉が置かれているだけの空間。 南城市内の祈りの聖地で、心とからだの安らぎを体感してみませんか。 |
琉球王朝の聖地巡拝の旅
生命力の象徴である太陽を神と仰いだ昔の人々は、その太陽が上がってくる東方に位置する四つの地域を総称して、「東四間切(あがりゆまじり)」と呼 びました。 現在の南城市です。
ここは琉球開びゃく神話の地であるとともに、五穀の栽培発祥伝説と、稲の栽培発祥伝説の地でもあります。
琉球王朝の時代には、この地に点在する聖地を巡拝する国家行事がありました。「東御廻り(あがりうまーい)」と呼ばれます。 この行事は、琉球国が 無くなった後も、民間に受け継がれ、今でも、門中(もんちゅう)といわれる男系同族集団単位で、ゆかりのある聖地を訪れる慣習となって続いています。
旧暦3月3日は浜下り(はまうり)。白砂には清めの力があるとされており、潮に手足を浸して不浄を清め、無病息災を祈る習わしがあります。玉城の浜で、幼児に海水をかけ、健康を祈る母親。この日はご馳走を作って、浜辺で楽しく遊びます。 | 琉球王国最高の聖地「斎場御嶽せーふぁうたき」。祈りを捧げる人のために、静かな環境が保たれますよう、どうかご協力をお願いいたします。 |